自殺医師遺族が病院告発へ、新潟 長時間労働で 

 新潟市民病院が今年1~6月、延べ90人の医師に労使協定違反の長時間労働をさせたとして、新潟市と篠田昭市長、市民病院の片柳憲雄院長を、昨年1月に過労自殺した同病院の研修医、木元文さん=当時(37)=の夫が、新潟労働基準監督署に刑事告発することが24日、分かった。刑事告発は26日の予定。

 木元さんの夫や代理人弁護士は文さんの自殺を受け、昨年11月、市に市民病院での長時間労働の改善を申し入れたが、その後も病院側が是正しなかったとしている。夫らは病院側のデータを基に、長時間労働の実態を調査したという。


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