中間貯蔵施設、28日に稼働へ 福島、除染土を本格保管 

 環境省は24日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で生じた土や廃棄物を保管するために建設中の中間貯蔵施設(福島県)で、除染土の本格的な貯蔵を28日から始めると発表した。本体施設の稼働は初めて。県内各地に除染土などが仮置きされている状態の解消へ向けた一歩として期待される。

 稼働するのは分別後の除染土を放射性セシウム濃度に応じて保管する「土壌貯蔵施設」(大熊町)。双葉町の土壌貯蔵施設も整備を進めている。

 除染土などは最大約2200万立方メートル(東京ドーム18杯分)と推計される。現在、県内各地に多くが仮置きされ、大きな住民負担となっている。


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