国交省、神鋼工場を検査 アルミ、MRJに使用 安全性を確認 

 神戸製鋼所の製品データ改ざん問題で、国土交通省は23日、同社大安工場(三重県いなべ市)へ立ち入り検査に入った。大安工場ではアルミ製品のデータを改ざん。三菱重工業が開発中の国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)には神戸製鋼のアルミ製品が使われており、安全性の確認が必要と判断した。

 アルミ製品のデータ改ざんは大安工場のほか、真岡製造所(栃木県真岡市)、長府製造所(山口県下関市)などでも行われていた。自動車や新幹線、宇宙分野など広範囲に納入されており、国交省は今後も調査を進める方針だ。

 大安工場への検査は25日まで実施する予定。


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