2017年10月23日 22:47 | 無料公開
会談を終え米国のマティス国防長官(左)と握手する小野寺防衛相=23日、フィリピン・クラーク経済特区(共同)
【クラーク共同】小野寺五典防衛相は23日、米国のマティス国防長官とフィリピンで会談した。北朝鮮をにらんだ弾道ミサイル防衛(BMD)強化へ日米防衛当局間の協力を加速する考えで一致した。韓国を交えた3カ国会談も開かれ、緊密連携を確認。小野寺氏は「脅威はこれまでになく重大で差し迫ったものになっている。われわれもこれまでと異なるレベルの対応を迫られている」と強調した。
圧力強化による北朝鮮の核放棄を目指してきた安倍晋三首相は衆院選結果を踏まえ、一層厳しい態度で北朝鮮に臨む方針。小野寺氏はこうした日本の立場を米側に伝え、理解と協力を求めたとみられる。