エミレーツ航空の解雇無効 大阪地裁、元社員の復職認める 

 アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするエミレーツ航空の日本人の元社員3人が、労働組合の結成を理由にした解雇は不当として、同社に社員の地位確認などを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は23日、解雇を無効と判断し、3人の復職と未払い賃金など計約4160万円の支払いを命じた。

 3人は大阪府と兵庫県に住む40~50代の男女。会社側は「業績赤字のための整理解雇だった」と主張したが、内藤裕之裁判長は判決理由で「経営は安定しており、人員削減する必要性や緊急性は低かった」と退けた。

 判決によると、3人は西日本支店(大阪市)のコールセンターで勤務していた。


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