仙台行き北陸新幹線が出発 金沢からは初運行 

金沢駅で出発を待つ、仙台まで直通運転する北陸新幹線E7系車両=23日午前

 仙台まで直通運転する北陸新幹線E7系車両が23日午前、金沢駅を出発した。JR西日本と東日本は2016年から仙台―金沢の直通新幹線を年1回1往復運行しているが、金沢を起点に仙台との間を往復するのは今回が初めて。

 台風によるとみられる倒木で運転を一時見合わせたため、出発は約1時間遅れた。ただ、3姉妹で乗車した金沢市の無職武田秋美さん(70)は「現地の天候は不安だが、東北の紅葉を満喫したい」と笑顔で話した。

 乗客は約850人。新高岡、富山などを経由し、大宮から仙台へ。一行は世界遺産の中尊寺(岩手県)や、十和田湖(青森、秋田両県)などを巡る予定。


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