バリ島火山、13万避難続く 最高警戒レベルから1カ月 

噴火の恐れが高まっているインドネシア・バリ島のアグン山=14日(同国政府提供・共同)

 インドネシア・バリ島のアグン山が約半世紀ぶりに噴火する恐れが高まり、政府が噴火警戒レベルを4段階の最高に引き上げてから22日で1カ月。火山活動は当初より落ち着いてきたが、警戒レベル引き下げの見通しは立っていない。約13万3千人が依然、避難生活を強いられている。

 国家災害対策庁によると、今月7日には標高3千メートル超の山頂から約1500メートルの高さまで白煙が上がったが、最近は100~500メートル程度に。最大1日約千回発生した火山性地震も減少傾向にある。同庁は小型無人機「ドローン」を山頂に飛ばして観察を続けている。


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