フランス国防相が米をけん制 核合意破棄「戦争への一歩」 

 【ワシントン共同】フランスのパルリ国防相は20日、米欧などとイランが2015年に結んだ核合意について「破棄はイラン国内の強硬派を勢いづかせ、戦争への最初の一歩を踏み出すことになる」と警告し、核合意の実効性を認めない方針を打ち出したトランプ米政権をけん制した。米首都ワシントンの講演で語った。

 トランプ大統領は13日、関連国内法の改正により、核合意に基づき解除した制裁の再発動条件拡大などの「改善」が実現できなければ、破棄も辞さない方針を表明した。

 パルリ氏は、米議会による国内法改正は内政問題と理解と述べる一方、核合意を維持する必要があるとの立場を断言した。


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