韓国、原発建設の再開勧告 2基、継続に賛成多数  

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領が表明した脱原発宣言を受け、南部の釜山郊外で建設が進んでいた新古里原発5、6号機の工事継続の是非について国民の意見を集約する「公論化委員会」は20日、継続を求める意見が59・5%と多数を占めたと発表、中断中の工事再開を政府に勧告した。中止の意見は40・5%。文政権は結果に従う意向で、工事継続の公算が大きくなった。政権は24日に最終判断を示すが、脱原発の大方針は維持するとみられる。

 記者会見した公論化委員会によると、全体的に原発による発電を縮小すべきだとの意見が53・2%を占め、文政権の脱原発方針は一定の支持を得た。


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