地方で臨床研修制度、過去最高に 新人医師、18年度 

 新人医師が医療現場で指導を受けながら技術向上を目指す臨床研修制度で、厚生労働省は19日、東京、大阪など大都市がある6都府県を除いた地方の病院で2018年度から研修することが内定した医学生らの割合が58・9%となったと発表した。17年度から0・6ポイント増え、04年度の制度開始以来、最高となった。

 新人医師の研修先は、医学生側の希望と各病院の募集条件とのマッチングで決まるが、厚労省は特定地域に偏るのを防ぐため、都道府県ごとに研修医の募集定員の上限を設けるなど適正配置を図ってきた。

 厚労省によると、研修希望者9726人のうち研修先が内定したのは9023人。


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