パワハラで巡査自殺と提訴 兵庫県に対し遺族、広島地裁 

 2015年に兵庫県警の巡査だった木戸大地さん=当時(24)=が自殺したのは、上司のパワハラが原因だったとして、広島市の遺族が19日、兵庫県に慰謝料など約8千万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。

 訴状によると、木戸さんは12年から県警の機動隊に勤務。15年に隊舎の自室で自殺を図り、その後死亡した。技能試験の解答を同僚に見せていた現場を目撃したという上司から、「カンニングを認めろ」「報告するぞ」などと脅されていたという。

 ほか、スクワットを強要されたり、長崎県出張の際、宴会で裸踊りをさせられるなど、日常的に上司から暴言や体罰を受けていたとしている。


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