リニアにも、改ざんのアルミ製品 JR東海の試験車両に 

 JR東海の柘植康英社長は19日、東京都内で記者会見し、性能データが改ざんされた神戸製鋼所のアルミ製品がリニア中央新幹線の試験車両に使われていたと明らかにした。「高い強度を有しており安全性に問題はない」と述べ、開発スケジュールにも影響しないとの認識を示した。

 使われたアルミ製品はJR東海が求めた基準を満たしていなかったという。使われた具体的な場所や部品の開示は「重要な技術情報なので控えさせていただく」とした。不正のあった部品は交換する方針を示した。

 柘植氏は、新幹線を中心としたアルミ製品に関する安全性調査は「ほぼ完了し、問題はないと確認した」と説明した。


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