西室泰三氏死去 東芝、日本郵政社長を歴任 

 東芝や日本郵政で社長を務めた西室泰三氏が死去したことが18日、分かった。81歳。東芝の関係者が明らかにした。山梨県出身。死亡日時や死因など詳細は明らかになっていない。葬儀・告別式は近親者で行うとみられる。東芝は後日、お別れの会を開く見通しだ。

 慶応大卒業後、1961年に東京芝浦電気(現東芝)に入社。96年に社長に就任し、カンパニー制や執行役員制導入の改革を進めた。半導体部門の不振や家電不況を受け、不採算部門の売却などリストラ策も断行した。

 東芝の会長を務めた後、東京証券取引所の国際化などを進める対外的な顔として、東証会長に就任した。


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