法人所得総額63兆円で過去最高 7年連続の上昇、税額は減少 

 2016年度に決算期を迎え、今年7月末までに税務申告した法人の所得総額は前年度よりも1兆9388億円多い63兆4749億円となり、記録のある1967年度以降で最高となった。国税庁が18日発表した。3・2%増で、7年連続の上昇となった。

 税率の引き下げが影響して申告法人税額は1・3%減の11兆2372億円だった。

 申告件数は286万1千件。そのうち黒字申告の割合は1・1ポイント増の33・2%で、上昇は6年連続だった。過去の赤字分を所得から差し引く前の単年度の業績でも、黒字法人の割合は0・4ポイント増え、57・7%だった。


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