「独立宣言」明確な回答なし カタルーニャ自治州政府 

 【パリ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で「独立宣言」と「宣言の効力停止」を同時に表明した州政府は16日、中央政府宛ての書簡で「2カ月間を当事者間の対話期間としたい」とした。同日は中央政府が公式な立場の説明を求めた期限だが、明確な回答を回避した。中央政府のカタラ法相は「回答は無効だ」と述べた。地元メディアが伝えた。

 中央政府は明確な説明や「宣言」撤回がなければ「再考を促すための3日間の猶予期間」を与え、19日午前10時(日本時間午後5時)にも憲法に基づいた自治権停止の手続きを取るとしている。


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