岐阜・関ケ原古戦場跡で人間将棋 天下分け目の地で決戦 

岐阜県関ケ原町で行われた、甲冑を身に着けた参加者を駒に見立てた人間将棋=15日

 岐阜県関ケ原町で15日、甲冑を身に着けた参加者を駒に見立てた県主催の人間将棋が行われた。約16メートル四方の巨大な将棋盤が設置されたのは、実際に関ケ原の戦いが行われた古戦場跡。小雨が降るあいにくの天気だったが、約千人の観客が集まった会場は熱気に包まれた。

 対局したのは佐藤天彦名人と山崎隆之八段。佐藤名人は東軍の徳川家康、山崎八段は西軍の石田三成に扮し、駒役の兵士を指揮した。一手ごとに掛け合いながら進み、111手で佐藤名人が勝利。

 駒役には一般から参加を募った。東軍の「角」として出場した同県各務原市の主婦垣内優子さん(43)は「たくさん動けて楽しかった」。


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