和歌山・慈尊院、ライトアップ 乳がん撲滅を祈願、ピンク色に 

 安産などを祈願して乳房形の絵馬を奉納することで知られる和歌山県九度山町の世界遺産・慈尊院の多宝塔が14日夕、乳がんの啓発運動のシンボルマーク「ピンクリボン」にちなんでピンク色にライトアップされた。

 同院は高野山真言宗の「女人高野」と呼ばれる寺。ライトアップは同県橋本市の病院が主催する乳がん対策の市民向け公開講座の一環として行われた。

 点灯式には5年前に乳がんを患ったタレントの麻木久仁子さんが参加。スイッチが入ると多宝塔が幻想的なピンクに染まり、参拝者らが手を合わせ乳がん撲滅を祈った。


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