社殿創建1700年祝う 熊野那智大社で記念事業 

世界遺産、熊野那智大社で社殿の創建1700年を祝い披露された舞=14日夕、和歌山県那智勝浦町

 和歌山県那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社で14日、社殿の創建1700年を祝う記念事業が開かれた。みこの舞や修験者が吹くほら貝などが拝殿内で披露され、参拝者らが厳かな行事に見入った。

 午前中に式年大祭が営まれたほか、午後にはピアノ演奏や、語り部による熊野の神話の紹介なども行われた。雨天のため、予定されていた那智の滝前でのご神火行事は中止された。

 三重県志摩市の会社員大城美由紀さん(37)は「記念の日に参拝できてうれしい」と喜んでいた。

 那智の滝をご神体とする熊野那智大社は、現在の社殿が建てられてから今年で1700年とされている。


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