トランプ氏、イラン核合意認めず 枠組み維持も米議会、制裁を判断 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は13日、核開発を制限する見返りに制裁を解除することでイランと欧米などが2015年に結んだ核合意について、制裁解除に見合った成果が得られていないなどとして認めない方針を表明した。議会は解除した制裁を再発動するかどうか60日以内に判断する。核合意の枠組みは維持するが、制裁の再発動は核合意の破棄につながるため国際社会で懸念の声が高まっている。イランの反発は必至だ。

 ただ、ティラーソン国務長官はトランプ氏の演説を記者団に事前説明した際「私たちの意図は核合意にとどまることだ」と述べた。議会に制裁再発動は求めないという。


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