クルド支配地付近に戦車 イラク軍、作戦開始を否定 

 【カイロ共同】イラク北部クルド自治政府の治安当局は13日、治安部隊ペシュメルガが自治区外で実効支配している油田地帯キルクークの南郊に、イラク軍が戦車などを配備したと明らかにした。双方の衝突はなく、イラク軍は軍事作戦の開始を否定した。自治政府のネチルバン・バルザニ首相は、国連を含む国際社会に紛争回避のため早急な仲裁を要請した。

 治安当局などによると、イラク軍は12日夜に展開。ペシュメルガの部隊から約3キロ離れた場所におり、油田や軍事基地を奪還する意図があるという情報機関の報告もあるとしている。


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