コメ価格、3年連続値上がり 17年産8・3%上昇 

稲刈りをする農家

 農林水産省は13日、2017年産米の出荷業者と卸売業者の相対取引価格が、9月平均で前年同月比8・3%上昇の60キロ当たり1万5526円になったと発表した。新米の相対取引価格の公表が始まる9月の値上がりは3年連続。大豆や飼料用米などへの転作が進んでおり、主食用米の供給減少が見込まれることが上昇の背景にある。

 国による生産調整(減反)の最終年となった17年産米は生産数量目標を達成。作況も「平年並み」が見込まれ、コメ余りは当面避けられる見通しとなっている。


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