2017年10月12日 07:45 | 無料公開
11日、スペイン・マドリードの下院で話すラホイ首相(ゲッティ=共同)
【パリ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府のラホイ首相は対策を協議するため緊急招集した下院で11日、州政府が「独立宣言」を撤回するまでの猶予は「8日間」だと述べ、撤回しなければ憲法規定に基づき州自治権停止の手続きに入ると警告した。双方の主張は平行線をたどっている。
自治州の独立を問う住民投票を1日に強行したプチデモン州首相は10日「共和国としての独立宣言」「宣言の効力凍結」を同時に表明した。
ラホイ氏は「独立を宣言したのか、していないのか。意図的に曖昧な状況をつくり出している」と非難。