ロヒンギャ1万人バングラに越境 UNHCR、迫害発生か 

 【ジュネーブ共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は10日、ミャンマーでの迫害が問題化しているイスラム教徒少数民族ロヒンギャ1万1千人以上が9日にバングラデシュに越境したと発表した。1日の脱出数としては異例で、焼き打ちなどの迫害があった可能性があるとしている。

 UNHCR報道官によると、越境した人たちは「焼き打ちや殺害から逃れてきた」と話しており、ある少年の首の周りには大きな切り傷がみられた。難民らはミャンマー西部ラカイン州北部から複数の地点を通じバングラデシュ南東部に流入。バングラデシュ側の住民からは銃声が聞こえたとの証言もあるという。


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