首相側近に「落下傘」出馬で挑む 東京24区、加計問題で焦点 

 東京24区では、安倍晋三首相の側近で、加計学園問題で野党の厳しい追及を受けてきた自民党幹事長代行の萩生田光一氏(54)に、大阪から急きょ「落下傘」で出馬した希望の党の新人吉羽美華氏(37)、立憲民主党の新人高橋斉久氏(44)らが挑む。

 3氏は次々とJR八王子駅前で公示後初の街頭演説。9月下旬に東京24区での立候補を打診された元大阪府寝屋川市議の吉羽氏は「生まれたばかりの政党で、伸びしろしかない。しがらみや忖度はやめにしよう」と訴えた。

 5期目の当選を目指す萩生田氏は、安倍政権を支えてきた実績をアピールする考えだ。

 民進党から出馬予定だった高橋氏は、希望の党代表の小池百合子都知事が民進党出身者の選別方針を示したことに反発、立憲民主党に移った。共産党の新人飯田美弥子氏(57)も立候補している。


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