豪最高裁、議員資格の有無判断へ 二重国籍問題 

 【シドニー共同】オーストラリア最高裁は10日、二重国籍が問題となった連邦議員7人(うち2人は辞職)の聴聞会を始めた。12日まで。憲法は二重国籍保持者の議員就任を禁じており、議員資格の有無を判断する。

 7人には、ターンブル首相率いる自由党と連立を組む国民党党首のジョイス副首相(下院議員)ら与党議員3人もいる。与党は上院(定数76)で過半数に満たず、下院(定数150)でも過半数ぎりぎりの76議席。最高裁の判断でジョイス氏らが議員資格を失うと、下院でも過半数割れする。


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