ロヒンギャ難民12人死亡 バングラデシュ、川で船転覆 

 【カトマンズ共同】バングラデシュ警察当局は9日、同国南東部コックスバザール近郊の川でミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャを乗せた漁船が転覆し、少なくとも12人が死亡したと明らかにした。地元紙ダッカ・トリビューン紙などが伝えた。

 転覆は8日夜とみられ、遺体は9日までに次々と収容された。船には難民ら数十人が乗っていた可能性があるが、詳細は不明。

 8月に発生したミャンマー西部での大規模衝突により、脱出したロヒンギャ難民は既に50万人を突破した。漁船を用いた密航が一般的だが、通常の乗員の10倍以上を乗せるケースもあるため、転覆事故による死者が続出している。


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