衆院選へ8党首討論会 消費税、憲法で3極応酬 

党首討論会で政策目標を掲げる与野党8党首。(右から左へ、上段から下段へ)自民党総裁の安倍首相、希望の党の小池代表、公明党の山口代表、共産党の志位委員長、立憲民主党の枝野代表、日本維新の会の松井代表、社民党の吉田党首、日本のこころの中野代表=8日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 与野党8党首は8日、日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。2019年10月の消費税増税を巡り、安倍晋三首相(自民党総裁)は増収分の使途を変更し子育て支援に充てる方針を表明。希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は凍結を主張した。立憲民主党の枝野幸男代表は増税に反対。衆院選で争う3極が応酬を繰り広げた。憲法9条に自衛隊を明記する首相案には公明党の山口那津男代表が慎重姿勢を示し、温度差が改めて鮮明になった。衆院選は10日公示で22日に投開票される。

 首相は消費税の使途変更について「少子化を克服するため、社会保障を全世代型に変える」と説明。


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