今季のインフルワクチン原則1回 不足懸念で厚労省呼び掛け 

 今季の流行に備えたインフルエンザワクチンの製造量が昨年度の使用量を下回る見通しとなったのを受けて、厚生労働省は6日、13歳以上はワクチンの接種回数を原則1回とすることを徹底し、効率的に使うよう呼び掛けた。

 今季はワクチン株の決定が遅れ、製造量が減る見通しで、不足する懸念が出ている。11月ごろに出荷のペースが鈍ることが想定されるため、国は前倒しを要請することも検討している。

 厚労省は都道府県に対し、13歳以上の接種は1回が原則であることを周知するように通知、ワクチンの供給状況を把握することを求めた。13歳未満は2回接種となっており変更はない。


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