2017年10月6日 03:02 | 無料公開
世界各地の蜂蜜の75%に、ミツバチの大量死との関連が指摘されるネオニコチノイド系農薬が含まれていたとの調査結果を、スイスのチームが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。 人の健康に影響がないわずかな量だが、世界の広い地域で検出され、チームは「ミツバチの生態に影響を与える恐れがある。他の農薬が加わることで、より深刻になるかもしれない」と指摘している。 チームは、日本を含むアジア、北米、南米、欧州、オセアニア、アフリカの各地域から198の蜂蜜のサンプルを収集。その結果、75%がネオニコチノイド系農薬を含んでいた。複数の農薬が検出された蜂蜜も半数近くあった。