2017年10月5日 19:43 | 無料公開
東京電力は5日、福島第1原発1~4号機周辺の地下水くみ上げ井戸で水位計の設定に誤りがあった問題で、井戸の水位が建屋地下にたまっている高濃度汚染水よりも低くなる水位逆転が起きたものの、建屋からの汚染水漏出はなかったとする調査結果を発表した。 設定の誤りがあった井戸は6本。このうちの1本で5月17~21日、1号機の廃棄物処理建屋内にある汚染水の水位より最大約2センチ低くなる水位逆転が8回起きた。東電は、処理建屋により近い複数の井戸の水位変動を確認し、全て建屋内の水位より最低でも約80センチ高かったため、漏出はないと判断した。