宮城、新人と現職の争い確定 県知事選 

 5日告示された宮城県知事選は午後5時で届け出が締め切られ、いずれも無所属で、共産党が推薦する新人の元団体役員多々良哲氏(59)と、4選を目指す現職村井嘉浩氏(57)の2人による争いが確定した。投開票は衆院選と同じ22日。

 多々良氏は仙台市中心部などでの街頭演説で「大企業の工場誘致で経済を循環させる村井県政のやり方は、真の豊かさではない。農林水産業や、地場産業の応援を優先する」と主張した。

 村井氏は県北部を中心に遊説し「東日本大震災の復興は、インフラ復旧などハード整備を最優先にした。今後はコミュニティー再生や農産物の販路拡大などに力を入れる」と訴えた。


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