2017年10月4日 12:07 | 無料公開
東京電力福島第1原発事故後も避難せず、診療を続けた院長が昨年末に死去した福島県広野町の高野病院の新たな院長に、広島県内の病院に勤務していた医師が今月1日就任したことが4日、病院への取材で分かった。 病院によると、新院長は河合義人医師(66)。麻酔科の認定医で、プライマリーケア(初期医療)や認知症サポート、緩和ケアなどに取り組み、地域医療に貢献してきたという。 高野病院では昨年12月、院長の高野英男さん=当時(81)=が火災で死亡。今年4月に就任した院長は9月末に退職した。現在約100人の入院患者を抱えており、計14人の医師で、これまで通りの診療を続ける。