2017年10月3日 22:11 | 無料公開
「LIGO」チームのノーベル物理学賞決定を受け、記者会見する梶田隆章・東大宇宙線研究所長(左下)ら=3日午後、東京都文京区
米国の重力波望遠鏡「LIGO」のチームの3人がノーベル物理学賞に決まったのを受け、日本の重力波望遠鏡「かぐら」のチームを率いる梶田隆章・東大宇宙線研究所長(58)は3日、東京都内で記者会見し「非常にうれしい。私たちも力を与えられた。この大切な分野の研究をかぐらで発展させていきたい」と栄誉を祝福した。
自らもニュートリノ観測で2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田さん。インターネット中継で発表を見て「まだ興奮が冷めない」と上気した表情を見せた。
かぐらは重力波観測で先を越された形だが、19年以降の本格運転を目指している。