熊本地震、大阪大が事実関係調査 観測データ捏造疑い 

 大阪大や京都大などのチームによる昨年4月の熊本地震の観測データが不自然で捏造の疑いが指摘されている問題で、主要メンバーが所属する大阪大は3日、事実関係を調査していると明らかにした。

 林芳正文部科学相は同日の閣議後の記者会見で、大阪大に対し「文科省の研究不正に関するガイドラインに沿って適切に対応するように求めた」と述べた。

 主要メンバーは、秦吉弥准教授。文科省によると、大阪大には9月27日に不正の告発があった。大阪大は関係者に聞き取りをし、結果をまとめて公表する方針で、文科省はその結果を踏まえて対応を決めるという。


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