伊方原発3号機、定期検査を開始 再稼働後初、運転中は4基 

四国電力伊方原発3号機=愛媛県伊方町

 四国電力は3日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町、出力89万キロワット)の発電を停止させ、昨年8月の再稼働後初めてとなる定期検査の本格的な作業に入った。停止の作業は順調に終了したとしている。

 伊方3号機の運転停止により、稼働中の原発は九州電力川内1、2号機(鹿児島県)と関西電力高浜3、4号機(福井県)の計4基となった。

 四国電によると、核分裂反応を抑える制御棒を原子炉内に入れて出力を低下させ、出力がゼロ近くになった後、3日未明に発電設備と送電系統を切り離し、その後、徐々に核分裂反応がなくなり、原子炉が完全に停止した。


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