2017年10月2日 17:48 | 無料公開
日本学術会議は2日、東京都内で総会を開き、新会長に山極寿一京都大学長を選んだ。任期は2日から2020年9月末まで。 学術会議は科学者を代表する国の特別な機関。今年3月、軍事応用も可能な基礎研究に助成する防衛省の公募制度について「研究への政府の介入が著しく、問題が多い」との声明を出した。山極氏はこの声明案を策定した委員の一人。 学術会議は、引き続き軍事研究と学術の在り方について審議することを決めている。このほか、遺伝子を自由に改変できる「ゲノム編集」技術の規制についての議論も注目されている。 山極氏は52年東京生まれ。アフリカでのゴリラの研究で知られる。