遺言登録、累計200万件 相続人らの照会増加 

 全国の公証役場で作成され、データベースに登録されている「公正証書遺言」が今年に入って累計200万件を超えたことが29日、日本公証人連合会(日公連)への取材で分かった。法定相続人らが親などによる遺言の有無を確認するのに利用され、照会件数は年々増えている。

 公正証書遺言は、裁判官や検察官出身の公証人が作成する遺言書。自筆の遺言書と違い、法律的な不備で無効になる心配がなく、原本が公証役場に保存されているため破棄や改ざんの心配がないのが特徴だ。2016年には約10万件が作成された。


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