民進、離党ドミノ止まらず 細野氏元秘書、新党出馬へ 

民進党静岡県連に離党届を提出し、「希望の党」からの出馬を表明する松尾勉氏(左)と田中健氏=26日午後、静岡県庁

 民進党の各地の衆院選立候補予定者が26日、相次いで離党届を提出した。いずれも東京都の小池百合子知事が率いる新党「希望の党」に合流する意向だ。現職国会議員に続き、新人らにも波及した形で、民進党の「離党ドミノ」に拍車が掛かった。離党届を提出したのは静岡県から出馬予定だった細野豪志元環境相の元秘書2人や神奈川県の元職ら3人。

 新党に移った細野氏の地元静岡県で民進党は、衆院8小選挙区中、半数の4選挙区で候補不在となった。県連の岡本護幹事長は記者団に新党候補への対抗馬擁立を急ぐと強調。「新党とてんびんにかけているとしたら、けしからんの一言だ」と述べた。


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