都教委「いじめ判断極めて困難」 高1自殺で調査 

 東京都教育委員会は26日、2015年9月に自殺した都立高校1年の男子生徒=当時(16)=に対するいじめの有無について「収集できた資料の範囲内で判断する限り、いじめがあったと判断するのは極めて困難」とする調査結果を公表した。いじめ問題対策委員会が調べていた。

 昨年1月、第三者による調査部会を設置。遺族や学校側から提出された男子生徒のツイッターなどのデータやアンケート結果の精査、聞き取りを実施した。

 その結果、水泳大会でクラスメートにからかわれたとされる出来事など、いじめの可能性を検討するべきとした事案はいずれも「いじめの事実は認定できない」と判断した。


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