2017年9月26日 10:53 | 無料公開
覚醒剤の密売を繰り返したとして、麻薬特例法違反などの罪に問われた無職田端幸夫被告(51)の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部(石川恭司裁判長)は26日、懲役6年の一審福井地裁判決を支持、被告の控訴を棄却した。 田端被告を巡っては、福井県警が裁判所の令状を取得せず、衛星利用測位システム(GPS)端末を被告の車に取り付け捜査していた。 控訴審で弁護側は「令状なしにGPS端末を使用した捜査は違法で、証拠は採用されない」と無罪を主張。検察側は「尾行の補助的手段として使用しており、証拠能力は否定されない」と控訴棄却を求めた。