「敵前逃亡解散」と民進・前原氏 選挙戦で森友・加計追及 

安倍首相の記者会見を受け、記者の質問に答える民進党の前原代表=25日午後、東京・永田町の党本部

 民進党の前原誠司代表は25日、安倍晋三首相が記者会見で表明した臨時国会冒頭の衆院解散について「森友、加計学園問題を追及されるのが嫌で、まさに『敵前逃亡解散』『自己保身解散』以外の何ものでもない」と厳しく批判した。選挙戦では引き続き両問題を追及していく構えだ。

 前原氏は党本部で記者団に、臨時国会を早期に召集し、徹底審議すべきだとした野党4党の要求を首相は無視したと強調。消費税増税時に使途を子育て支援に変更するため国民に信を問うとした首相方針には「税率引き上げは2年先のことにもかかわらず、なぜ今解散なのか。全く説得力がない」と疑問を呈した。


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