「寄贈なら姉妹都市解消」 米の慰安婦像で大阪市長 

 吉村洋文大阪市長は25日、姉妹都市の米サンフランシスコ市が民間団体から、旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像の寄贈を受ける予定があるとした上で「寄贈を受けるなら、市が設置したのと同じことになる。姉妹都市を解消する」と述べた。市役所で記者団の質問に答えた。

 一方で「姉妹都市解消は本意ではなく、寄贈を受け入れないように求めていく」とも語った。

 サンフランシスコ市では22日、中華街に隣接する公園の片隅に設けられた少女像の除幕式が行われた。設置は中国や韓国系の団体が主張。市議会は2015年、日系団体などが反対する中、市当局などに像設置を促す決議を採択した。


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