秩父宮ラグビー場でテロ対策訓練 警視庁 

 2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪・パラリンピックを見据え、警視庁は25日、東京都港区の秩父宮ラグビー場で、機動隊員ら約千人が参加するテロ対処訓練を実施した。

 訓練は、付近のビルに爆弾が仕掛けられ、テロリストが競技場の観客席に猛毒のサリンをまき散らしたと想定。防護服姿の爆発物処理班がアームを使って爆発物の入ったバッグを安全な場所まで運び、NBC(核・生物・化学)テロに対応する部隊がサリンを処理して周囲を除染した。ビルに入る企業の約800人も避難訓練に参加した。

 秩父宮ラグビー場は、新国立競技場に非常に近い。


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