旅客機の部品落下、車直撃 大阪中心部、けが人なし 

大阪市中心部の国道に落下したKLMオランダ航空機のパネル。落下直後の23日午前10時59分に撮影=大阪市北区西天満

 関西空港を離陸したオランダ・アムステルダム行きのKLMオランダ航空機から23日午前11時ごろ、重さ約4・3キロのパネルが落下し、大阪市中心部の国道1号を走行していた乗用車を直撃した。国土交通省が24日、発表した。車の女性2人にけがはなかった。

 同省は航空事故につながりかねない重大インシデントに認定。パネルは大阪府警が保管しており、運輸安全委員会は航空事故調査官2人を大阪に派遣し、調査を開始した。25日に整備状況などを確認する。

 車は屋根がへこみ、窓ガラスが割れるなどして、運転していた病院職員の女性(51)=東京都日野市=が110番した。


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