イラク復興へ11月に東京で会議 武器回収の枠組み構築 

 政府は、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が進むイラクの再建を後押しするため、11月に東京でイラク復興支援に関する国際会議を開く方針を固めた。欧米諸国や国際機関と協力して武器回収や職業訓練の枠組みを構築し、中東の安定化に貢献する狙い。イラクのアバディ首相にも出席を要請している。複数の政府関係者が23日、明らかにした。

 ISが拠点としていた北部モスルの解放を踏まえ、イラク復興を本格的に議論する環境が整ったと判断した。石油権益確保へ発言権を確保する思惑もありそうだ。

 会議は、日本やイラク政府、国連、世界銀行などの共催となる見通し。


  • LINEで送る