ロシア外相、米朝首脳応酬に苦言 「幼稚園のけんか」やめよ 

 【ニューヨーク共同】ロシアのラブロフ外相は22日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、エスカレートしているトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との応酬を「幼稚園の子供のけんか」に例えて苦言を呈し、冷静になるよう双方に呼び掛けた。

 ラブロフ氏は「熱くなった頭を冷やさなければならない」と述べた上で、北朝鮮の核開発を看過することはできないが「朝鮮半島での戦争も絶対にしてはならない」と強調した。

 「誰かが希望するなら、仲介役になってもらうのも大歓迎だ」と表明。中立的な立場の欧州の国や、国連のグテレス事務総長を候補に挙げた。


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