台湾向け牛肉輸出可能に 処理施設、国内29に限定 

 農林水産省は22日、日本産牛肉の台湾向け輸出が可能になったと発表した。台湾は日本での牛海綿状脳症(BSE)感染牛の確認で2001年から日本産牛肉の輸入を禁止していたが、16年ぶりに再開される。輸出する牛肉の処理などが可能な国内29施設も公表した。

 台湾は18日に日本産牛肉の輸入を解禁すると発表。台湾政府が日本で食肉処理をする施設の審査を22日に終えたことなどから、輸出が可能になった。台湾に輸出するには、決められた施設で処理されていることや、生後30カ月未満で、BSEの原因物質がたまりやすい脊髄など特定危険部位を除くことが条件となる。


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