24日に水俣条約会議開幕 米中など70カ国超参加 

 【ジュネーブ共同】8月に発効した「水銀に関する水俣条約」の第1回締約国会議が24日、スイス・ジュネーブで開幕する。会議筋によると、米国、中国など70カ国以上が参加する予定。閣僚級が大半で、スイスと南米のガイアナは大統領が出席する見通し。

 会議には熊本県水俣市の胎児性水俣病患者の坂本しのぶさんがオブザーバー参加。坂本さんは開幕前日の23日に非政府組織(NGO)主催のイベントに出席するのを手始めに、29日までの会期中、水銀の人体への害を広く訴える予定だ。

 水俣条約は、水俣病の原因となった水銀の産出から輸出入、廃棄までを包括的に規制する初の国際条約。


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