高齢女性が4千万詐欺被害 北海道・苫小牧 

 北海道警苫小牧署は22日、苫小牧市の80代女性が投資話の名義貸しを承諾した後、「名義貸しの共犯として逮捕する」などと電話で伝えられ、逮捕を免れるための「保管金」名目で現金計約4500万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 署によると、6月上旬、会社への投資話を巡り名義貸しを求める電話が女性宅にあった。承諾すると、警察官を名乗る男から逮捕するとの電話があった。その後、弁護士を名乗る男から「保管金を払えば和解になる」と電話で伝えられ、現金を宅配便で都内に複数回送ったという。

 女性は21日に苫小牧署に連絡し、被害に気付いた。


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