森友記録データ破壊予定を延期 財務相「復元は不能」 

 学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題を巡り、財務省が学園側との交渉記録データが残された可能性のあるパソコンなどについて、7月末までに破壊するとしてきた当初予定を延期していることが22日、分かった。麻生太郎財務相が閣議後の記者会見で明らかにした。

 交渉記録は機器上で消去したとされ、麻生氏はデータの復元が不可能との見解を改めて示したが、記録の証拠保全を求めてきた野党やNPO法人からは、データ復元や情報公開を求める声が強まりそうだ。

 担当者らが森友学園との交渉時期を含む期間に使った機器を7月末までに業者が壊すなどして、記録を完全に抹消する予定だった。


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